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あの第2回総選挙の日から、なんだかあたしの気持ちはゆらゆらと揺れている。
1位になれたことは嬉しい。
でも、怖くて怖くて不安で仕方なかった。
この先やっていけるのだろうかと。
ましてや、あっちゃんと仲良しで居れるのだろうか?
そんな心配ばかりしていた。
だけど、総選挙後あっちゃんはあたしを強く強く抱きしめて"おめでとう"って泣きながら言ってくれた。
多分、いや少し前から気づいてた。
あたしはあっちゃんが"好き"なんだってことに。
常に無邪気な子どものようで、マイペースで負けず嫌いで。
陰で努力している姿に、いつからか惹かれていた。
例え、あっちゃんが違う人を見ているとしても―
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