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そんな今日は総選挙からだいぶ日が経ち、あのピリピリとした空気も今はいつもの和やかな雰囲気に戻っていた。
楽屋では、みんな思い思いのことをして時間を潰す。
話をしている人もいれば、黙々と携帯を弄る人、お菓子を食べてる人や寝てる人、本当にやりたい放題。
そんな中、あっちゃんはやっぱりソファーで寝ていて、まるで誰にもとられないようにたかみなにしがみつきながら寝ている姿は心が傷む。
そう、あっちゃんは"たかみなが好き"なんだ。
それは揺らぐことのない気持ちで、５年を共にしてきた２人だから、余計にあたしなんかが入り込む隙間なんてない。
でも、唯一の救いは２人が付き合っているわけではなく、あっちゃんの片思いだっていうこと。
まあ、あんまり救いでもないけどね(笑)
そんな２人を見ていれば"どうしたの？"と、珍しくあたしに興味を示す小嶋さん。
「なんもないけど(笑)」
「ふーん…」
なんだか意味ありげな言い方で、こじぱはまた携帯に目を落とす。
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