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だが所詮はﾃﾛﾘｽﾄ。
装備はたかが知れている。
･･････はずだった。
今までやつらの装備は、銃器のみといってもいいほどで、まともな装甲車はほとんど保持しておらず(全く無かったわけではない)、よく見かけたと言えば僅かな戦車、ﾃｸﾆｶﾙ(後ろの荷台に固定式機関銃を取り付けているﾄﾗｯｸ)程度の車両だけだった。
それがどうしたわけか･･･
｢12時の方向に敵戦車を3両目視!!｣
｢くそっ、またか!!ｼﾞｬﾍﾞﾘﾝ(対戦車誘導弾発射砲)を用意しろ!!しかし奴らどこからあんなに戦車を･･･!?｣
お分かりの通り、奴らは戦車やら戦闘ﾍﾘやらを屈指してこの基地に攻め込んで来やがったわけだ。
それにしても奴らは一体どこから･･･
｢ｳｪｲｽ!!ボケッとするな!!早くｼﾞｬﾍﾞﾘﾝを持て!!｣
｢･･･っ!!了解!!｣
おっと･･･、この状況下で頭がすっかり戦闘から離れてた･･･。
とりあえず素早くそばにあったｼﾞｬﾍﾞﾘﾝに対戦車ﾐｻｲﾙを装填し、構える。
｢発射準備完了!!｣
｢よし!!目標は３個だ!!ｼﾞｪｲｿﾝは左、ﾋﾞﾙは中央、ｳｪｲｽは右だ!!ﾛｯｸｵﾝ開始!!｣
｢｢｢了解、ﾛｯｸｵﾝ開始!!｣｣｣
３人がそれぞれの目標にﾓﾆﾀｰで照準を合わせる。
そしてジャベリンが目標を捉えたことを告げる音が
鳴る。
｢ﾛｯｸｵﾝ!!｣
｢Fire(撃て)!!｣
その声を合図に、３つのｼﾞｬﾍﾞﾘﾝの砲口から、対戦車ﾐｻｲﾙが一斉に発射し、上昇してから戦車に向かって急降下、そして･･･
猛烈な勢いでﾐｻｲﾙが戦車に突っ込み、3両の敵戦車は同時に大爆発を起こし、その近くの敵兵と共に吹っ飛んだ。
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