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───2010年。
尖閣諸島沖で巡回中であった、海上保安庁の巡視船二隻と、中国漁船が衝突。
漁船の船長が逮捕されるなど日中間での大きな事件が起きた。
更にその事件が起きた同年に、今度は韓国・北朝鮮間で砲撃戦が勃発するという近年では異例の事件が起きた。
相次ぐ国際的な問題に対して、アメリカ政府は
「今回の事件に関しては、我が国においても非常に大きな懸念と捉えている。
中国・北朝鮮の過激な行動に強く自制を求めると共に、当事国間で平和的な解決がなされることを強く希望する。」
と、堂々と公の場で発表した。
その後アメリカ軍は、日本国自衛隊や、韓国軍と合同軍事演習を行うなどして、中国・北朝鮮を強く牽制。
それからは中国・北朝鮮も特に目立った動きはみせず、東アジア地域は安泰を取り戻しつつあった。
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