Surprise-一斉蜂起-

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「全員聞け!!今から回収地点へ撤退するが、その前にやってほしい事がある!!」 俺は尚も敵と戦っているたくさんの部下達に向かって叫ぶ。 「まず機関銃手!!お前達は引き続き敵を足止めしろ!!撤退まであまり時間は取らない!!残りの弾薬使って派手にやってやれ!!」 「「イエッサー!!!!」」 左右の機関銃手達から返事が返ってくる。 「よし!!それ以外のやつら!!まず今俺達が隠れてる砂袋の裏にありったけの火薬を積め!!積みまくれー!!」 「え・・・?」 俺の隣にいた兵士が、 いったいなにするつもりだよ? とでも言いたげな表情をする。 「なんだ、お前なんか文句あんのか?」 「い、いえ・・・」 「説明は後だ!!とにかく急いで取りかかれ!!」 「「イエッサー!!」」 残りの部下達が、一斉に火薬を横一列に積み始める。 「よし、ベン。C4の設定はできたか?」 「はい、軍曹。バッチリです。」 「よし、火薬が積み終わってるところから並べていくぞ。急げ。」 「了解。」 俺とベンは、C4を二分し、手分けして火薬の上にC4を並べていった。
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