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敵はﾗｲﾌﾙや軽機関銃だけで足止めできる数じゃない。
不可能ではないが、こちら側もかなりの犠牲を払うことになるのは目に見えている。
くそ･･･どうする･･････
俺は何も思い付かないまま、積み上げられた砂袋に身をかくし、視線を地面に下ろした。
その視線の先にあるのは、先ほど戦車を破壊するために使ったｼﾞｬﾍﾞﾘﾝと残り一発の予備弾。
･･････これが普通のﾛｹｯﾄﾗﾝﾁｬｰだったら、少しでも敵を怯ませることができたんだが･･･
ｼﾞｬﾍﾞﾘﾝは元は対戦車ﾐｻｲﾙだ。
人をﾛｯｸｵﾝすることなんてできない。
つまり、ｼﾞｬﾍﾞﾘﾝを撃つには何か標的にできる車両か何かが無いといけないのだ。
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