Evacuation-撤退-

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・・・よし、これでカルロス達は無事に辿り着けるだろうな。 ゆっくり進み始めるカルロス隊を見送ってから、グライド・コートランド軍曹は3機のブラックホークに分乗している部下達に指示を出した。 「コートランドから各機銃手へ。攻撃を許可する。 節約する必要はない。おもいっきり撃ちまくれ。アウト」 ―――10分前――― 回収地点.[コートランドSIDE] 回収地点に辿り着いたコートランドは、部下に待機命令を出し、自身は基地司令官のハインズ少佐のもとへ向かった。 「ハインズ少佐。」 「おぉ、コートランド軍曹。北側の防衛、ご苦労だった。」 「カルロス達は?」 「そのことだが、今さっき彼から連絡が入った。あと少しらしいが、敵の追撃が激しいらしくてな。」 カルロスがまだ来てないか・・・。 あいつの強さはよく知っている。 なんでって、あいつとは入隊当時からの同僚だからだ。 同じ部隊に所属し、同じタイミングで軍曹に昇進して部下をもった。 つまりあいつとは軍の中で常に一緒にいたってことだ。 だからこそあいつのことはよく知っている。 そして大事な仲間だ。だからこそ心配で仕方がない。はやく援軍を出さないと・・・
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