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少佐も同じように考えていたらしく、少佐が口を開いた。
「そこでなんだが・・・」
そこで俺は少佐の言葉を遮って、少佐に申し出た。
「少佐、我々にカルロス達の援護に向かわせていただきたい。」
そう言うと、少佐は静かに微笑み、再び口を開いた。
「あぁ、よろしく頼む。本当はもっと早くに援軍を出したかったんだが、先に到着した西側の部隊も東側の部隊も、負傷者が多くてとても再び戦闘区域に送ることはできなかったんだ。
だが見たところ君の部隊はまだ大丈夫のようだ。
・・・よし、援護に向かうことを許可する。ただし絶対に無理はするな。」
「ありがとうございます。少佐も脱出の準備をしておいて下さい。すぐに戻ります。」
そう言ってから少佐に敬礼し、俺は待機している部下のもとへ走った。
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