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「隊長!!マックォード軍曹の部隊がまだ回収地点に到着していないって聞いたんですが・・・。」
戻るや否やさっそく部下達に詰め寄られた。
「ああ、その通りなんだが・・・」
・・・一応聞いておくか。まぁ答えなんざ、わかりきっているんだが・・・
「・・・お前らはどうしたい?」
そう言うと、一瞬部下達は沈黙したが、すぐに
「何言ってるんですか!!助けに行くべきにまってるじゃないですか!!!」
「そうですよ!!隊長、早く少佐に出撃許可をもらいましょう!!!」
・・・うん、さすがは俺の部下だ。
グライドは部下達の勇敢な心を少し頼もしく思いながら全員に向かい叫んだ。
「よくぞ言ってくれた!!お前らがそう言ってくれると信じて、実はもう出撃許可はとってある!!俺達の仲間を助けに向かうぞ!!!」
「オォォーーー!!!!!」
「・・・よし、あそこのブラックホークを使わせてもらうか・・・。援護には最適だ。全員ついてこい!!!」
俺はブラックホークのコックピットで待機しているパイロットに話しかけた。
「パイロット、今から飛ばせるか?」
「え、今からですか?まだ回収地点からの退却命令は出てませんが・・・」
「退却するんじゃない。南側の部隊の援護に向かうんだ。その為にこのブラックホークと、装備されているミニガンを使いたい。すでに少佐からの許可ももらっているんだが。」
「・・・わかりました。後ろの2機にも今から伝えます。」
そう言うと、パイロットは無線機で後ろで待機している2機のブラックホークのパイロット達にも状況を伝え始めた。
そして、
「軍曹、準備が整いました。部下の方達に分乗の指示をお願いします。」
「助かる。よし、お前らよく聞け!!これからこの3機のブラックホークで南側の部隊の援護に向かう!!それぞれに分乗して、ミニガンにガンナーを1人ずつ置け!!」
「「了解!!!」」
「よし、各自取りかかれ!!!」
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