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『よぉ、無事か~カルロスさんよ~』
「おかげさまでな。さっきは助かったぜグライド。」
『礼は無事に味方の基地に着いてからにしてくれ。』
「あぁ、わかったよ。それよりお前、基地では確か北側の守備を任されてたんだよな?」
『あぁそうだ。結構敵に痛手を与えたほうだぜ~』
・・・だろうな。
「・・・あのくそデカイ火柱は何だったんだ?」
『あ~あれか?あれは火薬ブレンドとC4をミックスしたらああなったんだ。』
・・・こいつはまたとんでもないことを・・・
「よくやるぜまったく・・・」
『まぁな。・・・それよりよ・・・』
ん?声のトーンが下がったな。
「なんだグライド?」
『お前、敵と戦ってて変だと思わなかったか?』
・・・やはり、グライドも気づいてたか・・・
「あぁ。確かにおかしなところはいくつかあったな。」
『やっぱりお前も気づいてたか・・・俺は一番に、敵兵士自体に違和感を感じたんだが・・・とうだカルロス?』
「あぁ、まったくもってその通りだな。まぁ・・・どこのテロリストにもアジア系はいることはいるが・・・」
『あそこまでアジアの人間が多いことは今までなかった。それに・・・』
「今までとは段違いの数の兵器を導入してきた・・・」
『おまけに、その兵器のほとんどはあの国の軍で採用されているものとまったく同じときたもんだ・・・』
やはり、引っ掛かっていたのは俺だけじゃなかったか・・・
「あぁ、やはりあのテロリストの中には・・・」
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