1122人が本棚に入れています
本棚に追加
俺も空いている席に座り、その後すぐに会議が始まった。
前に設置されているモニターの隣に、第46普通科連隊第1大隊の大隊長が姿を見せ、話し始める。
「第46普通科連隊第1大隊指揮官の諸君、今日集まってもらったのは他でもない。
先に起こった、アフガニスタンの米軍基地での戦闘についてだ。」
・・・やはりそうか。
「米軍からの報告によると、今回受けた奇襲は、今までになかったほどに大規模、かつ激しいものだったらしい。
そしてその結果、アフガニスタンからの撤退をやむなくされた。」
米軍が退くなど考えもしなかったことだが、これは俺も既に把握していたことだ。
多分他のやつらも知ってはいるだろう。
「さらにアフガニスタンの米軍基地の一ヵ所を指揮していた者の報告によると、今回奇襲を仕掛けてきたテロリストは、今までと装備を一変、旧式ではあるが今までに無い数の戦車や戦闘ヘリを多数投入し、基地に押し寄せてきたそうだ。」
戦車はまだしも・・・戦闘ヘリ!?
一体どこからそんなものを・・・
これにはさすがに驚いた。
周りも、まだそこまで軍隊染みたテロリストがいるのか?とざわめいている。
「とにかく、ただ事でないことは確かだ。
今回は戦闘が行われたのは中東だが、これが日本に関わりがないとは言いきれん。各々、今後の情勢に注意するように。」
最初のコメントを投稿しよう!