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「よーし!!とっとと給油してオーストラリアへ・・・『イーグル1.3から全部隊へ緊急報告!!』・・・!?」
突然周りの機械音や声、全てを欠き消すほどの声がイーグルや無線機から響いた。
『東南アジア連合艦隊の一角が破られた!!繰り返す、海上防衛ラインが破られたぞ!!』
「なに!?いくらなんでも早すぎるだろ!!」
突然、前方護衛機の内の1機から、突破されたという報告を受け、全員慌てふためいている。
「お前ら落ち着け!!こんな時こそ焦ってはいかん!!」
俺は部下達を落ち着かせ、状況を聞き出した。
「イーグル1.3、こちらホービック3.1。詳しい状況を教えてくれ。オーバー」
『敵は連合艦隊の右翼を突破!!
右翼艦隊は壊滅状態!!
もう総崩れしたも同然だ!!急いだ方がいいぞ!!』
「了解。引き続き護衛をたの・・・」
『待て!!レーダーに別の反応が・・・』
喋っている途中だと言うのに、別のハリアーのパイロットの声が割って入ってきた。
普通なら文句を言ってやるところだが、状況が状況だ。
ここはなんとか抑えた。
「こちらホービック3.1。どこのハリアーだ?オーバー」
『すまない。こちらは左翼護衛機ラスター2.1。今レーダーに反応が出たんだが、多分東南アジア側の戦闘機・・・・・・なっ!?』
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