1122人が本棚に入れています
本棚に追加
その訃報に、空気が一気に重くなったが、今は悲しんでいる余裕はない。
ハリアーが全滅し、連合艦隊も撤退した今、俺達を守ってくれる味方はいなくなったのだ。
給油を終え、全ての輸送機が一斉に離陸する。
ブラックホークも離陸し、輸送部隊の最後尾についた。
そして部隊全体が充分な高度まで上がり、オーストラリアの方角を向いた。
その時だった。
ビー!!ビー!!ビー!!ビー!!
機内の静寂を断ち切るかのように、いきなり警報が鳴り響いた。
.
最初のコメントを投稿しよう!