えんぴつ星人

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はっ、初めて撃つ…… 秋人は心の中でそう思った。 「ハァッ…ハァッ…」 秋人は引き金を引く。 その直後、ギョーンッ!という作動音が響いた。 「よくやったじゃん!」 後ろから声がした。 直井だ。 秋人が後ろを向いた瞬間、ボンッと謎の者の顔が弾けた。 「ギリギリか……」 直井が転送されている。 「終わったのか……」 遠藤がいう。 「ああっ……終わった…と思う……」 秋人も転送されていく。 「あの部屋か………」 あの黒い球がある部屋だ。 「ガンツ、採点!」 「ガンツ?」 秋人は首を傾げた。 「この黒球の名前…あるサイトに書いてあった」 「サイト?なんてサイトだ!?」 ちりりりんと鈴の音がガンツから聞こえてきた。 それと同時に言葉が出てくる。 「採点?」 遠藤は首を傾げる。
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