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「愛してる人にならさぁ、
殺されてもいいんじゃない?」
いつもの学校からの帰り道。
横で不穏な一言が、
友達によってつぶやかれた。
もう夕方に差し掛かってるのに日差しが眩しくて、
けど風が涼しい春だった。
「ねぇ椎奈、そう思わない?」
しびれを切らした友達は、
そう私に尋ねてきた。
「いきなり何よ・・・。
あんた殺人犯になるつもり?」
別に捕まりたくはないけどさー!
愛してると首絞めたくならない?」
「ならない」
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