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「ごごごめんなさいっ」
涙目になりながら謝ると、虎宇センパイは、もう一度舌打ちをしながら近くの椅子に座った。
ドカッと大きな音が響いて、体がすくんでしまう。
ちなみに会長は、手で顔を隠しながら、ひたすら肩を震わせていたりする。
「か、かいちょう…」
「…ほら、睨んじゃ…ダメだろ。未衣ちゃんが怖がってる」
涙目になりながら訴えると、ようやく会長はフォローをしてくれた。
だけど、笑いを堪えながらじゃ、あまり効果はなさそうだ。
「睨んでねぇよ」
なんて言ってる虎宇センパイの声が怖すぎる。
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