生徒会室と不良

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「このプリントを一枚ずつ取って、折ってからホチキスでとめてほしいんだ」 「本みたいにするんですか?」 「うん」 会長は並んだプリントを指した後に、ホチキスを手渡してくれる。 これなら簡単そうだし、なんとかできそうかも。 時間があまりないから、全部終わるかどうか不安だけれど…。 「できる範囲でいいから」 「なんか、すみません。来るのが遅くなっちゃったから…」 「十分助かるから平気だよ」 会長は「大丈夫だから」って、ニッコリ笑ってくれる。 その優しさに半ば感動しながら、私はプリントを手に取った。
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