生徒会室と不良

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「虎宇は黙ってような」 少しだけ低くなった会長の声に、虎宇センパイは疲れたように息を吐き出した。 もう言葉も出ないって感じだ。 「こうするのが一番だろ?」 「さあな」 ……あれ? 一瞬、会長がものすごく真剣な顔をしたような気がして、私は目をゴシゴシこすった。 だけど、もう一度目を開いてみると、会長は人畜無害そうな微笑みを浮かべてる。 変だな。 見間違いだったのかな?
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