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「み、未衣、なに言って」
「だって会長のことが気になってたみたいだし」
「気になってないよ!」
むきになって叫ぶ夢ちゃんの顔は真っ赤だ。
そこまで照れなくてもいいのに。私までつられて顔が熱くなってきちゃうよ。
「まあ、会長はカッコよかったもんね」
「ほんとにそんなんじゃ」
「夢ちゃんが一目惚れしちゃう気持ちもわかるよ」
「……え? み、未衣も、もしかして…」
夢ちゃんの表情が、どんどんくもっていく。
どうやら、ありえない心配をしちゃっているみたいだ。
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