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2学期の中間テストも終え、
体育祭も1年の、
特に男子の俺たちには
そんなに盛り上がりも見せず、
イベントが過ぎ去った平凡な高校生活を俺は送っていた。
「さぁ席につけ。授業始めるぞ～。」
チャイムと同時に日本史の渡辺先生が入ってきた。
理系好きの俺に日本史ほど、
退屈な授業はない・・・。
興味のないものをとことん暗記する・・・。地獄だ。
でも次は数学だ。
先週覚えた公式で、
また別の方程式を導けるって
先生言っていたっけ。
あの木原先生の授業は面白い。
ゲーム感覚で公式を導いて、
答えまですらすら出てきたときの快感は格別だ。
ふと、あくびをかみつぶしながらパラパラノートをめくってみた。
すると、
開いた覚えのないページに
数行、
なにか書かれている・・・。
（こんなとこに俺、
何か書いたっけ・・・？）
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