35人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい!!」
偉そうに座っていた男達の一人がついに発狂したのか、服部の首元を掴んで叫んだ。
「あ――――――、ここ、どこなんだよ!!あぁぁあぁぁ。」
発狂した男は、服部の顔を殴りたくった。
ヴォン.ヴォン.ヴォン
服部のつけていたお面は殴られているのに、何故か傷一つ付いていない。
「な、なんでだよ・・・・」
男は、不思議そうな顔で服部を見たが、発狂していたので、それでもなお殴り続けた。
ヴォン.ヴォン.ヴォン.ヴォン.ヴォン.ヴォン.ヴォン.....
「おい、そこらへんにしとけ。」
下を向いていた洋二郎は聞き覚えのある声がしたので、顔を上げて声がした方を見た。
そこには洋二郎の大親友の佑介の姿があった。
「こいつ殴ってもしゃーねーだろ?」
佑介は冷静に男をなだめようとした。
「うるせ――――。」
男は佑介を殴ろうと、佑介の方に向き直った。
「若いくせにちょうしのんじゃね―――!」
男は佑介に向かって拳を振り上げた。
ガチャ
その時、一つのドアが開いた。
最初のコメントを投稿しよう!