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洋二郎は軽そうな学生カバンを抱えてだるそうにコンビニへ入った。
「いらっしゃいませ―。」
元気で威勢のいい声が店内に響いた。
見た感じでは店長という感じの優しそうな中年男性だ。
―ふぉー。生き返るぅ~。
洋二郎は学生服の首元を取り、何度か涼しい空気を吸収した。
―えっと、アイス.アイス♪
信号を待ってた時の不機嫌さはどこえやら。洋二郎はとても上機嫌でアイスを手に取りレジへ向かった。
「ありがとうございましたぁーーー!!」
コンビニから出てきた洋二郎の手にはすでに封を開けられた“ゴリゴリさん”と書かれたアイスがあった。
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