序章

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洋二郎はアイスを食べながら再びあの大通りの信号を目指して歩き出した。 交差点の角を曲がると、さっきいた大通りの信号が緑っぽい青の光を出していた。 ―おッ、ラッキー。青じゃん。 と洋二郎が思った瞬間、信号が点滅し始めた。 ―やべぇ。また待つとかだりぃよ!! 洋二郎は走り出した。信号までは50mほどである。 ―間に合えッ!! ドンッ。 「痛ッ。」 「いってぇッ。」 洋二郎は学生服の青年とぶつかってしまった。 ―ってか、信号!! 洋二郎が信号の方を見ると無残にも信号は赤色の光を神々しくも灯していた。
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