第十三章〓交差し輝く絆の軌跡〓

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「私のターン。ドロー。これは良いドローだ。私は場の2体をリリース!」 場の2体のBFが黒い珠に姿を変える。 「リリースにこんな演出は無いはず…。」 夢はそう呟き、首をかしげる。 「そして、このカードをアドバンス召喚する。現れよ!堕神鳥 デザトン!!」 仁が堕神鳥のカードをディスクに置いた瞬間、二つの珠が黒炎に包まれる。 その炎は徐々に姿を変えていき、大きな鳥を形どったとき、黒炎を吹き飛ばし黒い巨鳥が現れた。 堕神鳥 デザトン ☆12 闇 鳥獣族 ATK 3800 DEF 2200 「ならリバースオープン!サンダーブレイク!手札を一枚捨てて、デザトンを破壊!」 「竜也君。甘いな。デザトンは相手カードの効果を受けない。よってサンダーブレイクでは破壊されない。」 「そんな!?」 デザトンに雷が降り注ぐが、デザトンは 気にも止めず、大きな雄叫びをあげる。 「さらにデザトンは手札を一枚捨て、墓地のモンスター一枚を除外し効果を発動できる。その除外したモンスターカードの効果を使用することができる。 私は疾風のゲイルを除外し、その効果でアキュレイドスのATKとDEFを半分に。」 アキュレイドス ATK 3300→1650 【マ…マスター…。ヤバイよ…。】 アキュレイドスの悲痛な声が、竜也の頭に響いてくるが、竜也はなにもすることができない。 「デザトンでアキュレイドスに攻撃。ブラックフェニックス。」 デザトンの身体から黒炎が吹き出し、その炎をデザトンは身に纏う。 そして、超高速でアキュレイドスに体当たりをかまし、アキュレイドスを塵に変えた。 その炎は竜也にも燃え移り、竜也の身を焦がしていく。 「うわぁぁあぁ!?」 竜也&夢 LP 4800→2650 「私はこれでターンエンドだ。」 仁 LP6000 手札 1枚 ――――― ――▽―― ――――― ――■■― 竜也 手札0枚 夢 手札 2枚 竜也&夢 LP 2650
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