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気が付くと真っ白な空間が広がっていた……
「ここどこ?」
第一声に出た言葉はそれにつきるだろう………
回想をしよう。確か、渚との勉強会が終わって、バイト先に行って、そのバイト帰りに目の前で事故が起きて、ワイパー飛んできて……、そのまま意識消えて、あ~つまり。
俺死んだ?
何も悪いことしてないのに?
理不尽だわ。こんな理不尽な死に方、携帯小説にもないわ。車のワイパーで死亡。
んで、これあれだろ?携帯小説的に言うと、転生フラグ。
て事は神様かなんかが出て来んのだろうか?
じゃあ、神様(仮)が出て来る迄に自己紹介しとくか。
俺は杉並ヒロ。
現在、死人。前は受験生だ。
身長は179㎝
体重は67kg。体格は少し筋肉質、だが体は締まっている。
顔は中の中位(彼の判断です。実際は、上の上)
趣味はアニメ系と、ものづくり。
この位か?
「おぉ~、君が杉並ヒロ君か。」
振り返るとそこには恐らく20代前半の翼の生えた青年が立っていた……正直に言わせてくれ……
ヒロ「へ、変態だーー!?」
「酷っ!?変態じゃないよ!?」
羽を付けた男なんて変態以外の何者でもないわ!!その姿鏡に写してから言えよ!
「嫌々、これ、直に生えてんの!それくらい分かるでしょ!?」
あれ?俺、声に出してたか……?
嫌、そんな筈はない。
「読心術だよ。」
なん……だと……?
ヒロ「まあそれはいい、こういうのではよくあるらしいし。お前、神様で間違いないのか?」
神「おっ、良く分かったね?」
当たりか……やはりこれは転生フラグで間違いないな。今朝の俺の妄想が現実に!!
神「やけに冷静だね?こういうのは普通パニクるものなのに。」
ヒロ「こういうのをケータイ小説で見て来てるからな、嫌でも落ち着けるさ。で、俺の死んだ理由教えてくれる?」
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