異世界に着いた

4/4
前へ
/812ページ
次へ
俺は熊さんに向かってこう言ってやった。 ヒロ「やい熊さん!さっきはよくもビビらせてくれたな? 仕返しにこれをお見舞いしてくれるわ! 【ブラストウィンド】!」 ビュオオオオ! 呪文を唱えると、いくつもの巨大な竜巻が発生。一瞬にして熊さんを囲った。 竜巻のせいで熊さんの声は聞こえない。 段々竜巻の色が赤黒くなって行き、生臭い匂いが立ち込める……うぇっ……血だ……。 竜巻が完全に染まった瞬間、それは消え去った…何も残っていない、強いて言うなら生き物だった何かがあるだけ。 ヒロ「威力高すぎ……」 知識に検索をかけた結果、さっきの魔法は神級、熊さんの名前はグランベアと言って、ランクはSのようだ。 Sランクを魔法一発って相当なんじゃ…… まあ本当に強くなってるのはこれで証明できたな。 それにもう腹減って死にそう。今日はあのミンチになった何かで我慢しよう。 固!?この肉超固い!? いやでも、肉食動物だしちゃんと処理してしっかり火を通さないと絶対食中毒になる……。近頃は衛生問題に厳しいからな…… ふぅ、ひとまず腹は膨れたから良しとするか。 明日の為に残った肉は吊るしておこう。干し肉にしたらいい感じかもしれん。 さて、激動の転生初日。魔法の実感もあったしよしとしようじゃないか。それに、凄く疲れた。 夜はまだ早いけど寝るとしよう。、出発は早朝だな。 .
/812ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17086人が本棚に入れています
本棚に追加