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いつも代わり映えのない校内の風景。キャッキャ騒ぐ女子の声。後一ヶ月でセンターがあるからと躍起になる生徒達……
正直俺から言わせて貰うと物足りない……。刺激が欲しい……未知との遭遇☆みたいなさ…
どうせなら、異世界とかに生まれ変わって魔法とか使って無双とかしてみたいもんだ……。
まぁ、そんな妄想が叶う訳もなく、ただただ学校の中でも人が中々寄り付かない屋上で一人、呆然としてる事しかできない……え?大学受験?もう推薦貰ったから必要ないんだよ、俺には。
何で教室にいないかって?そりゃ、クラスにいたくないからさ。
俺を虚仮にしたり、ひそひそ話したり、しまいにゃ女子なんか話し掛けても顔赤くして目を反らしてしまう。そんなに俺の顔はキモいのかと。殺意を覚える。
ギイィィ……重たい鉄扉が開く音が聞こえる……此処に来る物好き何てそうはいない……
此処に来るのは決まって…
「コウ、渚……やっぱりお前達か。」
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