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この二人は杉並コウと工藤渚と言う。コウとは従兄弟、渚とは幼なじみだ。コウとは話しも合うし(主にアニメ等)、兄弟と見られる事が多い。
対する渚は真面目な割にどっか抜けてて俺がいないと殆ど何も出来ない娘だ。
コウ「よう。相変わらずこんな所で黄昏れてんのか?」
渚「あんたぐらいよ?こんな所にいるなんて。」
それは否定しない。此処には基本誰も来ない。だからこそ昼休みには此処に来るんだ。
「いいじゃねえか。別に減るもんでもなしに。」
コウ「まあそうだけどさ。でも此処で昔人が転落死してんだ。此処に来るのは……まあ自重しろよ?」
最後になるべくな、とコウは付け足す。確かにそうだ。俺の命を案じてくれる数少ない存在だ。
あまり人に心配はかけたくないし、此処に来るのは少し控えよう。
渚「それはそうと、あんた達今日放課後暇?」
「俺は……まあ暇かな?」
受験勉強しなくても良い身分だしな。
ん?待てよ?二人はまだな筈だ……ましてや渚……お前は勉強出来ないんだからやらなきゃだめだろ……?センターで足切りされるぞ?俺と同じ大学なら……
コウ「ゴメン!俺今日は塾なんだ!だからさ、二人で行ってきなよ。」
塾…か……俺にはそんな余裕はなかったっけ……一人暮らしだったし……。
渚「どうしたのよ?」
「いや、何でもない……」
渚「変なの…。」
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