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from;奈倉
title;お早うございます
本文;
今日は夏祭りですね
せっかくだから楽しみましょうね
from;供花
title;おはようございますです~
本文;
はいっ楽しみです!!
奈倉さんのご要望通り浴衣着ていきますよ~
from;奈倉
title;楽しみです
本文;
期待してまってますね
ではまた後で
from;供花
title;了解ですー
本文;
はい、また後でですー
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「へぇ、初対面の相手なのに約束の30分前に来るとはね」
律儀なんだねぇ、と呟く臨也
「さぁて、何処まで持つかな。その仮面は」
白地の布に小さな花の様な模様があしらわれた、一見すると古風にも見える浴衣に蝶が舞っている紅い帯
艶やかな黒髪はややアップに纏められ、椿の髪飾りが添えられている
そして小さな巾着袋を持った姿は、何処にでも居る只の少女の様だった
――とても自殺志願者には見えないね
それが臨也の第一印象だった
「こんにちは」
「っ?」
振り向いたその顔を彩るのは驚愕
あれほど警戒していたのに何故気づけなかったのか解らない、とその顔は語っている
――それでも仮面は外れない、か
頭の隅でそんなことを思いながら、完全に体を此方に向けた彼女を観察する
「えぇ、と」
奈倉さん、ですか?
僅かに小首を傾げながら、恐らくは彼女も自分を観察しているのだろうと思う
「はい、奈倉さんです」
――けれどそんなことどうでもいい
自然と口角が上がる
――当たりも当たり、大当りだ
何故ならば、彼女の瞳にはしっかりと光が湛えられているにも関わらず――
退廃的な、それでいて誘われるように酷く甘美な
死の匂いを纏っているのだから――
(君となら俺は死んであげるよ)
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