20歳

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店に着くと よく顔を合わせる深夜担当の店員さんが「いらっしゃいませ、こんばんわ」とだけ言って 晃子の待つ席へと案内してくれる 晃子は2本目の煙草に火をつけた直後のようで あまり待たせずにすんだらしい 晃子の向かい側に美和子と並んで座り お互いを紹介してから注文をした とりあえず紹介してから次はどうしようかと悩んでいると 晃子から美和子への質問が始まった 晃子のこの物怖じせず 誰にでもフレンドリーに話せるところが憧れる 晃子のこの性格のおかげで1時間後には 「こいつってこういうところあるよね? そこにいつも困らされてさー」 「わかるー!!」 なんて 私の悪いところ指摘話で盛り上がっていた 。
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