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入学式を終えた。
隣に座ったのゎ平山健太
あたしより、ちょっと
背が高く、坊主だ。
自分のクラスに行き
席につく。回りゎ男。
もともと、友達作りが
苦手なあたしには過酷。
帰り
下駄箱で話しかけられた
「羽菜でしょ?」
顔を見ると"平山健太"
あたしは黙って頷いた。
「樹希亜に告られたって本当?」
誰に会っても
同じことを聞かれる。
「告られてないよ」
と、答えた。
本当は告られたけど、
言ったら面倒になると思った。
「そっか!俺のこと解る?」
あたしは健太の目を見た
「知ってるよ」
目をそらし、答えた。
「メアドもらっていい?」
満面の笑みで言われた。
「どーぞ。」
可愛い気のない返事をした
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