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その時、後ろで誰かの叫び声が耳についた。
『ほんだぁ~!』
・・・・・えっ!!誉田!?どこっ!?
声のした方向をとっさに振り返る。
その先に、明るい茶髪の後ろ姿が見えた気がした。
・・・・ユウネ君!?
確かに見えた茶髪の男の子は、少しこちらを振り向きかける横顔が、あの頃に見た色素の薄い肌色で、直感的にユウネくんだと思った。
仲良さげに 肩を組ながら歩いてゆく 男の子達の中に 1人浮いて見えるのは あの髪の毛の色のせいだろうか。
ユウネくんが いた・・・・・?
『リン!?どうしたの!?誰か知り合いでもいるの?』
『あ、ううん。』
シホの言葉に 我にかえる。
見えてきた私達のクラスは 1ーA
クラスは3クラスあるようで、この2階には 1ーAと1ーBがあり、3階に 1ーCがあると聞いた。
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