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クラスに入ると、３０人ほどのクラスメイトがいる。
ざわざわとしている中に、何人かの視線を感じた。
･･･いつものことじゃない。
そう思ってはいても、やっぱりこの空気は苦手だ。
このケロイドがあるせいで、初めての場所では大概 こうやって視線を集める。
『･･･でね、リン？聞いてる？』
『あ、ごめんなさい。』
少し俯いた私を 隠すようにシホが その視線を遮るように体の向きを変えてくれた。
『シホ･･･？』
『どうしたん？リン、目が丸くなってんで(笑)』
･･･つまんないことで シホに気を使わせたな････
この時ニッコリとシホの笑顔が、ありがたかった。
いい友達が出来たって、安心したよ。
『シホ、ありがとう。』
『いえ、いえ。』
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