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・・・・てか、軽く凹むんですけど。クラスが違うって、その上 階も違う。
少女マンガの世界なら、偶然に偶然が重なりすぎて、ハッピーエンドだったりするんだろうけど・・・・
初っぱなから、ついてないよ。
講堂には、保護者が何やら話を聞いていた。
それぞれの親のもとへ、みんな向かっていく。
『じゃぁ、リン!また、明日ね!!』
その明るい声に私は、頷いて手を振った。
ヒラヒラと手をふるシホも亮太と お母さんらしき人のもとへと歩いていく。
『リーン!!』
やだ、ママ!大声で、恥ずかしい!!
振り向くと、ママは・・・・・・・
ママは・・・・・
え・・・・・・・・・・・ユ、ユウネく・・ん・・?
ママは、背の高くて色素の薄い茶髪の男の子と一緒だった。
その隣には、久しぶりに見るユウネ君のお母さん・恵さんがニコヤかに立っていた。
いや、ニコヤかには見えない…にやついているようにしか見えないのは、私だけ!?
でも、ユウネ君だ!!
凹んでいた気持ちが 一瞬で天に昇ってる。そして、その瞬間にやってくる緊張感。
・・・・・やだ、どうしよう・・・・・・
気が付くと急に、足がすくんでしまっていた。
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