序章

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そんな私に、父はさらに催促の電話。 私は電話が嫌いになった。 電話が恐い… 父に会いたくない。 家にまで訪ねてくるんじゃないかと恐くて、仕方がなかった。 この環境から抜け出したい!! この時期に付き合っていたのが、旦那だった。 この人と結婚すれば、逃げられる。 そう思った。 旦那のことは、結婚するほど好きだったんだろうか… 多分、こんなことがなければ結婚なんてしなかったかもしれない。 一生の決断を、私は父からの逃げたいと理由で決断してしまった。
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