序章

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私は彼の話をするとき、かなり優越感にひたっていた。 今では、私の方が好きだって言ってくれる。 貴方の知らない、彼を知ってるんだ!! 私たちはあろうことか、Wデートを敢行する。 旦那と彼、彼女と私。 F1のレースを見に行こう! そんなに難しくは無かった。 今思えば凄いことをしたものだ。 結局、私から彼との連絡をたち彼は数年後彼女と結婚して、子供にも恵まれ幸せに暮らしている。 所詮、旦那がいる私には彼を奪う権利もないし、奪ったところでどうすることも出来ない。
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