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蝉がうるさく鳴いて、空は入道雲がある
夏休み明けの数学の授業中…
「この緑色のノートは誰のだ~?後ろの方に[文化祭ジャックについて]と書いてあるのだか…」
バシッ!!
「お…おれ…俺のです…」
そういって俺は先生に背を向けてノートを
見られないように胸の中に抱え込んだ。
まわりからは笑い声とバカという声が聞こえる…
先生も親友もあの子も……
俺の名前は杉村公司(すぎむらこうじ)。
クラスの中ではおとなしいキャラだがそのおとなしさが裏目に出たのか「謎の男」
と呼ばれてしまっている。
そんな俺にも夢があって…
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