プロローグ

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西大路翔子だった。 彼女は一応、僕の「幼なじみ」ということになる。特別親しいわけでもないが、同じ中学出身なので高校に入ってから僕をいじりにくるようになった。 「西大路さん、今日は何の用?」 「よくぞ聞いて下さった!あれっ、……何だっけ?」 本気で忘れているよ~。彼女はいわゆる「天然」なんだ。でも成績はすごくいい。どうしてこの高校に来たのかよくわからない。
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