プロローグ

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「ところで、西大路さんはどうして西高に来たの?もっといい高校に入れたと思うけど」 「よくぞ聞いて下さった。それは、『輝く青春』するため、あっ、思い出した。英語かして。英語」 僕は英語の教科書を彼女に手渡した。 「このご恩は一生忘れません。この西大路翔子、生涯をかけて償う所存でございますぞ!」 一昨日も同じこと言ってたし。きっと彼女にはたくさん生涯があるのだろう。
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