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すると、むぅ はベットに登り私の近くにやってくる。
そして、私の大好きな時間がきた…。
「わっ!ちょ、むぅ!!くすぐったい…と言うか痛いよぉ」
むぅは私の顔や首などを舐めてきた。
猫の舌は ザラザラ してさりげなく痛い…。特に皮膚の薄い首は 本当、痛かったりする。
そして、部屋のドアの方からパタパタとスリッパで掛けてくる音がする。
「ちょっとマスター、いつまで寝てるんですか!」
少し膨れた顔でエプロンを付けたカイトが遅れて私を起こしにくる。
その姿はまるで新婚の妻のように可愛らしい…
しかし、女の自分より似合っているのが妙に引っかかる。
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