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ある晩、テリィは夢を見ました
真っ白な雲が広がる空
目の前に広がる青々とした芝生
テリィは一匹でそこにいました
いつもそばにいるチィの姿が見えません
テリィは不安になって、辺りを探し始めました
その時、一筋の光が差し込み、まだら衣装を身にまとった赤い髪の男が現れました
「犬よ、お前の願いを叶えてあげよう」
テリィは、その男の足元に近寄りました
「クゥンクゥン」
しっぽを大きく振ると、まだら男は優しくテリィを撫でました
「その純粋な願い、俺の心に届いたからな」
「ワンワン」
まだら男はそう言うと、また光に包まれてテリィの前からいなくなりました
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