第零章 プロローグ 全ての始まり
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今日の空は広く、高い。 辺りを包む柔らかい春風。 一面緑の世界。 草原を波打つ様に流れ行く風。 「それでは、行ってきます」 亡き友に呟く。 春、それは別れの季節。 春、それはまた、始まりの季節。 踵を返し進む道。 続く筈の新しいセカイ。 僕はそこを目指して。
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