突然な虚無

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「う、う~ん」 ここは、何処だ? 目を覚まし始めて見たものは白い天上ではなく、不思議な空だった…。 青い空、白い雲。それだけじゃない⁉何か変な生き物だって飛んでるし、何か魔女みたいな物まで居る‼ 全く訳がわからない、わかりたくない‼ さて、質問だ。 俺は確か車にひかれたハズだ。 じゃあここは病院でしょうか? それともあの世でしょうか⁉ でもあの世なら綺麗な露出してる羽の生えた天使達が居る筈だし、この世ならば真っ白な天上を見上げている。 じゃあ… 「じゃあ、ここは何処だよ。」 つい、口に出してしまった ?「ここはあの世とこの世の境目じゃ。」 うん✨ 何か聴こえたな。 気のせい、気のせい。 ?「妾を無視するとは良い度胸だな、凡人」 また何か聴こえたし。 気になって声のする方に振り返ってみる…。 ?「そなたは迷いし魂じゃ、妾についてこい。」 なに、このイカれた邪気眼野郎は? 見てみると巫女服らしき格好をした中二病患者が其処に居た。 ?「今、そなたは妾を侮辱しただろ?」 何で解ったんだ⁉読心術か? 巫女っぽいからか⁉ それとも痛い格好をしてるからまさかの覚醒か⁉ いや、でも神社とかに居る巫女さんを馬鹿にしてるわけじゃない。 ただ、目の前に居る奴が変人なだけだ。 妾とか言ってるし。 ?「また無視か、聴いておるのか⁉」 睦月「お前、コスプレ趣味でもあるのか?」 俺の第一声がこれだった。 ?「コス…なんじゃ?」 睦月「だからコスプレ、巫女服のカッコをしてるだろ?」 ?「コスプレとはなんじゃ?」 どうやらただの阿呆だったらしい。 ?「えーい、話が脱線しおる‼妾は神の子 、試練を与えし神官じゃ‼」 睦月「………。」 ウケ狙いか? ふざけてるようには何故か見えないし。 てか、生意気に鼻息ならしながらふんぞり返ってるし。 ?「何故可哀想な者を見る目で妾をみているのじゃ⁉」 睦月「じゃあ、病院に行きましょうか、神官様✨笑」 ?「神官様は良いが何故ゆえ妾が病院に行かなくては行かんのじゃー💢」 おお、キレた。 睦月「まあ、落ち着けって。貴方のお名前は何ですか?」 ?「聞き方が丁寧だが不思議と腹がたちおるな。」 そりゃそうだ 馬鹿にしてるし。 からかうと面白いなコイツ。 まあ真面目に会話してやるか
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