ぜろ、ぶっと部の日常

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「さて、せーちゃんより不細工でこの世のゴミがいなくなったし……」 スルッ ……何だ、この布が擦れるような音? キリカを見ると、そこには片手で制服を脱ぎ始めているキリカがいた。 「……おいキリカ、一体何をしているのかな?」 「え、それは勿論せーちゃんの肉奴隷だからそろそろ――」 「頼むから脱がないでくれ、いやマジで!」 動かしている手を掴み、脱衣行為を無理矢理止める。 止められたキリカは軽く考える素振りを見せた。 「うん、分かったよ。ここだといつ誰が見てるか分からないもんね!」 「そういう問題でもないんだけどな!」 「さぁ、せーちゃん!二人の愛の巣へ!」 「ねぇよ!少しは落ち着けよ!」 ……と、まぁ、こんな事が過去にありまして。 彼女自身はヤンデレじゃないと言ってますが、俺からしたら完璧なヤンデレです。 話を戻す。 「あのな、いくら俺の事が好きだからって猪突猛進に突っ込むのは止めないか?」 「うん、分かった!だから頭なでなで頂戴!」 ……コイツ、バカだ。 真正のバカだわ。image=429680517.jpg
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