さん、すいみん☆ばーさす!僕と私とアタシと私

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ま、まずはキス……いや、ディープな奴をしよう! これで僕のテンションを上げて、それでそれで――。 「ん~ぅ……だぁ~……」 「!?」 ヤバ……せーちゃん起きた? 神様、せーちゃんが起きないようにして! (起きろ俺!色んな意味でピンチだぞ!) 両者の思いはある意味通じた。 寝ている誠吾は近くにある枕を抱いて身体を反転させ再び眠る。 つまりこの状態だとキスはおろか殆ど何も出来なくなってしまったのだ。 (ひとまず助かったな……) うぅむ、せーちゃんもなかなかキスをさせてくれない。 寝ていても鉄壁のガードとはせーちゃんやるねっ。 さて、僕もこれは真面目に考えようかな。 う~ん……。 「!」 そうだ、寝てるからって僕が攻めなくても良いんじゃないかな? せーちゃんが寝ていても受けになれば……。 完璧だねっ♪ (……寝てる奴が攻めるって出来る筈がないだろ。どうやんだ?) 「よいしょっと」 (ゴハァッ!?) キリカはなんと寝てる誠吾の目の前で服をおもむろに脱ぎ出したのだ。 カッターシャツやスカートをポイッと脱ぎ捨てブラジャーだけを纏ったほぼ生まれたての姿に近い状態になっていた。
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