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今日はちょっとギリギリに来たんだが、私の視線の先には誠吾とキリカの奴が密着して寝ているのが見える。
……気に食わん。
(水留か……コイツはマトモだから何もせんだろ)
何でキリカが誠吾にピッタリなんだ?
おまけに誠吾は誠吾で気持ち良さそうにスヤスヤ寝やがって……。
「〈爆砕拳闘〉(ドライブ)……」
(まさか、殺す気ですか水留さん?)
……よし。
私は誠吾だけを持ち上げ、畳を敷いた場所にまで運ぶ。
起こさないようにゆっくりと降ろし、誠吾の隣に寝転がる。
(……何で俺を畳まで?)
……よし。
あの腐れ巨乳にコイツを近付けるとバカが移る。
そ、それに、わ、私が監視しなきゃコイツは色んな女に誑かされそうだからな!
うん、納得のいく理由だ!
コイツが他の女に騙されないように見張ってなきゃな!
(あ、あの水留さん?さっきから暴走してません?)
それにしてもなんか眠くなってきたな……。
少しながら、誠吾の隣で寝るとするか……。
(今度は水留が隣で寝始めた……一体今日はみんなどうして眠そうなんだ?)
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