さん、すいみん☆ばーさす!僕と私とアタシと私

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「ん、ん~……あれ?せーちゃん?」 僕が起きると隣にいたせーちゃんが消えていた。 もしかして起きたのかな? 身体を起こして辺りを見回すと気に食わない光景が見えた。 ……何で畳でつづみんの隣で寝てるのさ? 超気に食わない。 あの場所は僕の場所なのに……。 (誰のものでもねぇよ!!) ……悔しい。 つづみんがそうするなら僕はこうするねっ! 僕も畳まで行ってせーちゃんの隣に寝転ぶ。 つづみんの反対、つまりせーちゃんの正面にだ。 これで正面は僕のもの……。 正面を取らなかったつづみんが悪いんだよ。 フフッ、せーちゃんの顔が目の前に……。 いや~、襲われたらどうしようかな!? (誰が襲うかコラァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!) よしっ、起きたらせーちゃんに服を一枚一枚剥かれてるようなシチュを期待して寝よう!! (俺はそんな事する人間じゃねーよ!!) 今の状況をおさらいしよう。 誠吾の正面にはキリカ、背中側には水留が寝ている。 しかもお互い誠吾にピッタリと密着している。 それに全く反応しない誠吾……。 お前いい加減羨ましいぞ。
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