さん、すいみん☆ばーさす!僕と私とアタシと私

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まぁ、みんなが寝ているなら仕方がない。 取り敢えず何かするか。 俺は彼女達を起こさないようにゆっくり立ち上がる。 一瞬、ワン子がピクッと動いたが、再び静かな寝息を立てた。 さて、まずは何からするか。 この『旧生徒会室』には様々な物がある。 取り敢えずキッチン周りは全て必要だからパス。 クローゼットはワン子が持って来たコスプレ衣装ばっか。 ……まずはコイツから片付けたいな。 そのクローゼットを開け、中身を全部出そうと思ったが、あまりにも量が多くて無理だ。 取り敢えず出さずに片付けるものを決めるか。 まずは左にあるナースの衣装。 ……何故か俺以外みんなの分がある。 ワン子って何でみんなのサイズ知ってんだ? これはワン子に持って帰ってもらうか。 次はバニー……。 コイツはダメだな。 タキシード……。 これは肌の露出が少ないから残す。 と、まぁ片っ端から分別していった。 半分位分別し終わった頃だ。 この部室にとある客が入って来た。 ソイツは何も言わずに入って来てキョロキョロと何かを探しているようだ。 何探してんだアイツ? てか無愛想だな。
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