よんてんいち、お邪魔します。アナタ!

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「………………」 『という訳でお邪魔します!』 いきなりでスマナイ。 何で俺ん家知ってんだぁああああああああああああああああああああ!! この話の始まりは昨日の放課後だ。 昨日は雅さんが、「たまには部室じゃない場所でもどうですか?」と提案した。 「さんせー!」 「どこでも良いワン」 「私もだな。誠吾は?」 「俺もだ」 「じゃあマクドに行きましょうか」 最近の雅さんのお気に入りはマクド。 近所にあるのでそこに行こうとしたが、ドーナツが良いと他の奴が言い出した。 で、多数決をし、ドーナツの勝利。 ドーナツ屋に向かう事にした。 「しかしドーナツって俺何年ぶりかな?」 「え、せーちゃんってそんなに食べてないの!?」 「ん、そうだな」 俺はガキの頃からポテチとかチョコ、ジュースをあまり好んで飲み食いしなかった。 煎餅やら味付き海苔、お茶を好んでいたのだ。 「だからせーごはデブじゃないのかワン」 「オイコラワン子、まるで俺が洋菓子食ったら太るみたいじゃないか」 「え?そうじゃないのかワン?」 なんか傷ついた。 妙にグサッときた。
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