よんてんいち、お邪魔します。アナタ!

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場所は変わってドーナツ屋。 適当にストロベリーとチョコ、ホワイトチョコ、クリームの奴とかを取りまくる雅さん達。 俺はと言えば普通のドーナツとドリンクのみだ。 「せーちゃん、もっと取ったら?」 「あまり金を持ってないからな。そんなに多くは無理だ」 「じゃあ僕が奢るよ!」 お、それはラッキーだ。 けど良いのかな? 「良いのか?」 「うん、その代わり後で頭なでなでしてねっ!」 ……ですよね。 まぁ、たまには素直に撫でてやるか。 「分かった」 「え、あっさりオッケーした……あのせーちゃんが……」 「たまにはな。キリカ的にもそういうのも悪くはないだろ?」 「え、う、うん……」 あれ、キリカの奴何で顔が赤いんだ? 俺は別にいつもみたいに話してただけなのに……。 何でだ? 「そ、それでっ、せーちゃんは何が良いかなっ?」 「え?あ、そうだな……キリカのオススメは?」 「これとこれとこれ!どれも美味しいんだ~!」 ほぅ、確かに見た目からして美味そうな感じが出ているな。 「じゃあ、それにするよ」 「エヘヘ、せーちゃんが僕のお気に入りのドーナツを食べてくれる……嬉しいなぁ!」 その時のキリカの喜びは半端なかった。 一瞬、その笑顔にドキッとした。
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